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ご挨拶

ようこそいらっしゃいませ。
ここは、へもへもが管理する趣味の小部屋です。

『狼陛下の花嫁』の二次創作小説がメインとなっております。
勿論、原作者様、出版社様等とは何の関係もございません。

掲載されている物の無断転載・自作発言は厳禁です。



2013年5月18日開設
2014年2月6日カウンター設置
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【掲示板】冬コミ

皆様お久しぶりです!
冬コミスペースいただけましたのでお知らせです。

日時:2018年12月29日
サークル名:趣味屋+福屋書店
スペース:東5パ42b

新刊出したいところですが、諸般の事情で間に合うかどうか…
間に合えば、ルームメイトを完結させたいです。

朝夕気温差の激しい日が続きますので、皆様お体御自愛くださいませ。

【掲示板】夏コミ再追記

あっと言う間に夏コミですね。
ここ最近、私生活で色々とありまして。
新刊は間に合いませんでしたm(__)m

当日(もう明日ですが)ペーパーを持って行きます。
ただ諸事情ありまして、私は午後からの参加になりますので、もしペーパー読んでもいいよって方がいらっしゃいましたら、午後に来てくださると嬉しいです。
スペースには朝から福屋さんと、てふさんが居てくださいます。

それでは夏の祭典に参加される皆様、熱中症にお気を付けて楽しんでくださいませ。

【8月14日追記】
イベント参加されました皆様、お疲れ様でした!
そしてペーパーを受け取ってくださった方々、ありがとうございます。
今回はキャラ崩壊注意なお話だったので、読まれた方の感想が気になる所です。

次回はぜひ新刊と共に参加したいと思います。
ではでは皆様、まだまだ暑さにお気を付けて御自愛くださいませ。

【掲示板】夏コミ

夏コミ、スペースいただけましたのでお知らせです。

日時:2018年8月11日
サークル名:趣味屋+福屋書店
スペース:西ら35a

新刊の予定ですが、未完になっている物を完結させる形で本にしたいと思っています。
原作沿いをまとめるか、現代版をまとめるかで悩んでいます。
改めてカテゴリを見て、そう言えばホストクラブだのルームメイトだのあったなぁと。
原作沿いも、二人の話以外にも陛下の幼少期を少しだけ書いてたなーなんて。

こんな状態ですので、何かリクエストありましたら、お気軽にお声をかけてくださいませ。
ぜひともよろしくお願い致しますm(__)m

そして、前回のスパコミでは思ったより多くの方が本を手にしてくださり驚きました。
正直、2、3冊出れば良い方かなと思っていたので、本当に驚きと感謝でいっぱいです。
皆様ありがとうございます。
これを励みに頑張れます!

それでは皆様、できれば夏コミでお会いしましょう(^ω^)

夕立

暦の上ではもう秋だというのに、残暑の厳しいある金曜日。
夕鈴は黎翔のマンションのベランダから、今にも雨が降り出しそうな空を見上げていた。
「すごい雲……黎翔さん、傘持ってるのかな」
テスト期間中で早く帰れた夕鈴は、学校から真っ直ぐにこのマンションへ来ると、溜まっていた洗濯物を洗いベランダに干していた。
強い日射しと残暑特有の暑さですぐに乾いたそれらを取り込みながら、夕鈴は心配そうにもう一度空を見上げた。
「さっきまであんなに晴れてたのに……やっぱり台風の影響?」
白く輝いて見えていた雲はやがて暗く重く立ち込めるようになり、ぽつり、ぽつりと雨粒を落とし始めた。
「降ってきちゃったなぁ……」
リビングで洗濯物をたたみながら、黎翔は何時頃に帰って来るのだろうかと夕鈴は思った。
あまり酷い時じゃなければ良いなと思っていると、雨音は増々強くなり、窓に叩き付けるような降り方へと変わった。
「窓は全部閉めたし……念のためにタオル用意しておこうかな」
いつも帰りが遅い黎翔の事だから、きっと雨が弱くなってからの帰宅だろうとは思いつつも、夕鈴はタオルを出してきてソファーに置いた。
「お夕飯も、温かい物が良いかな?」
雨は激しく降り続け、そのために気温も下がっているように感じる。
夕鈴はキッチンに立つと、エプロンを着け冷蔵庫を開けた。
相変わらず自炊はしていない事がよく分かる冷蔵庫の中身をざっと見回した後、夕鈴は冷凍庫を開けいくつかの袋を取り出した。
前回訪れた時に、下ごしらえして冷凍しておいたそれらの食材を使って、何か体の温まる物を作ろうとした時、玄関から鍵を開ける音が聞こえてきた。
「え?」
まだ夜と呼ぶには早い時間。
こんなに早く帰って来れたのだろうかと、夕鈴はタオルを手に玄関へと急いだ。
「黎翔さん?早いですね」
「あぁ、夕鈴やっぱり来ていたんだ。そうかと思って出先から直帰してきたんだ。ただいま」
「お帰りなさい……って、びしょ濡れですよ!?」
玄関に立つ黎翔は全身からポタポタと雫が滴り落ち、足元には水たまりができる程だった。
夕鈴からタオルを受け取り、顔や頭を拭きながら黎翔は苦笑した。
「会社を出た時には降ってなかったから、傘を会社に忘れちゃってね。駅に着いたら土砂降りで参ったよ。雨で体がすっかり冷えたな」
「電話をくれればお迎えに行きましたよ?」
もう一枚持ってきたタオルで黎翔の肩や背中を拭いながら、夕鈴は言った。
その夕鈴の手をとり、指先に軽く唇をつけてから、黎翔は笑みを浮かべた。
「雨に濡れた姿も魅力的だとは思うが、夕鈴に冷たい思いはさせたくないな」
「な、なにふざけた事を言ってるんですか!こんなに冷たい手で……すぐお風呂入って温まってください!」
黎翔の手からタオルを取り、バスルームを指差しながら夕鈴は真っ赤な顔で言った。
「えー?久しぶりに会えたのにハグも無し?」
「びしょ濡れはイヤです!」
怒ったようにそっぽを向く夕鈴の頬にキスをしてから、黎翔はバスルームへ向かった。
「じゃ、温まったら続きね」
「つ……続きって何ですか!?」
笑いながらバスルームへ入って行く黎翔の後ろ姿を見ながら、夕鈴はさらに赤くなった頬を押さえ叫んだ。

夕鈴はキッチンで料理をしながら、浴室から出てきた黎翔が脱衣所でドライヤーを使う音を聞いていた。
濡れてしまった服は、すぐに洗った方が良いだろうか。
それともスーツは乾かしてからクリーニングに出した方が良いのだろうか。
ふと疑問に思った夕鈴は、黎翔に聞いてみる事にした。
「黎翔さん、あの……」
脱衣所の鏡の前の黎翔は、ドライヤーで髪を乾かしながら目を閉じうつむいていた。
どうやらドライヤーの音で自分の声は聞こえなかったようだと思った夕鈴に、悪戯心が湧いてくる。
「黎翔さん……好き」
小さく呟いた夕鈴の声と同時に、ドライヤーの音が止んだ。
驚いた夕鈴の丸い目と、鏡に映る黎翔の目が合う。
「――僕もだよ」
鏡越しにニヤリと笑う黎翔に見つめられ、口を開けたまま夕鈴は顔を耳まで赤く染めた。
「き……聞こえて……?」
「勿論」
恥ずかしさのあまり逃げ出そうとする夕鈴を後ろから抱き締め、黎翔は夕鈴の耳元で囁いた。
「愛してるよ、夕鈴」
途端に熱くなった夕鈴の頬に自分の頬を寄せ、黎翔はくすりと笑った。
「お風呂で温まったはずの僕より、夕鈴の方が熱いね」
「知りませんっ!もう放して!」
腕の中でジタバタと暴れる夕鈴を抱き上げ、黎翔はソファーに腰を下ろし夕鈴を自分の膝の上に座らせた。
「まだ寒いから温めてくれる?」
ぎゅっと抱き締められ、夕鈴は半ば諦めながら溜息を吐いた。
「体が温まる物を作りますから、放してくれませんか?」
「夕鈴が一番温まるから、もう少しこのままで」
しょうがないなぁと顔を上げた夕鈴の目に、雲間から差し込むこの日最後の陽の光が作った淡い虹が映った。
「あ……黎翔さん、虹ですよ」
「本当だ。雨止んだみたいだね」
二人が見ている間に虹は色を失い、空は夜の色に変わっていった。
「綺麗でしたね……」
「うん、夕鈴と見られて良かった」
にこにこと笑いながら言う黎翔の肩にもたれかかり、夕鈴も微笑んだ。
二人の間にまた一つ増えた、そんな日常のささやかな思い出。



SNS初出2016年9月6日

テーマ : 二次創作
ジャンル : 小説・文学

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『狼陛下の花嫁』の二次創作小説がメインです。

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